その後の作業(その3)




周波数応答を取るたびに結果が変わる.原因がわからずすっかりはまってしまった. 以前にも同様の症状が起きたことがあったが,そのときは知らないうちに症状が消えていた.
ダクトの置き方によって結果がかわる?ダクトの端面を浮かせるのと机の上に置くのとでは,ダクト端面における境界条件が異なるから,これが原因か?と思ってダクトの両端を浮かせてみたり,だんだん疑心暗鬼になってきた.
再現性がとれない.実験するたびに微妙に異なる結果にズレていく.???


周波数応答測定時の結線状況.


周波数応答のグラフ.ウェブ公開用に写真を取る.


ダクト以外の部分.配線がごちゃごちゃ


原因わからず,グランドが浮いている?のかと思い,PICボードのグランドと,A/D, D/A ボードのグランドを直結してみたら,少し再現性が良くなった感じ.
しかし,夏に別の装置でとった周波数応答とはかなり異なったまま.


もしかして,どこか断線している?とようやく気づいて, ワニ口を全部外してテスターでリード線の抵抗を調べてみたら, 断線で直流電源のグランドが浮いている状態だった.
リード線を修正したら,周波数応答はバッチリOKになった.安堵.


PIC にコントローラを実装して,その妥当性を検証するために,PIC で計 算した制御入力を A/D で取り込んで(黄色いリード線),パソコンで計算 した制御入力と比較する.リファレンスマイクの出力も PIC ボードに接 続している(PICボードの中央付近に接続されている赤いリード線)


上記チェックがOK(PIC でもパソコンと同等の性能を達成)になったので, PIC で計算した制御入力の信号を使って,制御音源を直接駆動する(パワー アンプへ接続するワニ口を一本繋ぎ変えた).


いいかげんだが,モニタ用の LED にラベルをつけた.


騒音源も PIC で作った信号で駆動する.対応するワニ口クリップを接続 したところ.黄色のワニ口(制御入力)の左が騒音用の信号.


ややこしい結線状況をもう一度撮影.
左上は電源で,左から 12V と 5V.
左下は左からグランド(白および黒のワニ口),騒音信号,制御入力.


スイッチ二つで騒音の ON/OFF, 制御の ON/OFF ができる.モニタ用 LED も対応して光る.


騒音,制御共に OFF.


騒音,制御共に ON.

後は梱包して郵送するだけ(のはず...)