ダクト製作
ここではダクト製作の一例を説明しています.
部品一式: 左上から,合板,スピーカ(FOSTEX FE87E),掃除口(今のところ透明のものがない),チーズ,ソケット,ストレートパイプ.塩ビ管は全てφ100mm の規格品で,VP 管と呼ばれるもの.
まず,スピーカをネジ止めする板を加工します.
写真は,ドリルで穴をあけた後,ルーターで丸く穴をあけようとしているところです.
穴開け完了.スピーカが顔を出す穴です.
さらに,ドーナツ状にカットして,ヤスリで仕上げます.
外周が塩ビ管の内壁に合うようにします.一発では合わないので,現物合わせで何度かやすりかけを繰り返します.
塩ビ管にはめこんだところです.管の接合部はテーパがついているので,合板を押し込んでいくと次第に締めつけられて固定されます.接着材は使っていません.
スピーカをネジ止めします.
ウレタンをつめて,上からフタをしめれば二次音源の出来上がりです.(配線が残っていますが)
同様にして,一次音源用も作ります.
もう少し大きい消音装置(φ150mm)も同様に作れます.
まず,φ100mm のと同様に,板を加工します.
スピーカが大きくなると,スピーカを固定する方向が先程とは逆になります.
これを,φ150mm のチーズにはめ込みます.(二次音源用)
スピーカを押しこんでいきます.手だけでは無理で,木づちで叩いて入れました.
取り付け完了.かなりきついので,これも接着材不要です.
中はこんな感じになっています.もしスピーカを外すとなったら大変そうです.
あとは,ストレートパイプを接続するだけです.
ストレートパイプを適当な長さにカットします.
スピーカに配線します.ソケットのわきに穴をあけて,リード線を通しています.
パイプを接続します.
コンデンサマイクを取り付ける穴(φ10mm)をドリルであけます.
パイプを接続する際には,後でパイプが抜けやすいように油を塗ると良いです.
ダクト完成.アンプ等を接続して,実験装置の完成です.
一次音源とリファレンスマイク.このコンデンサマイクは丁度直径 10mm で,穴にぴったりはまります.
エラーマイク.