weight.m を実行する
つぎのように入力してください:
>> weight
Gyu(s) のモデル化誤差と重み関数のゲイン特性が表示されます.
加法的摂動と重み関数のゲイン特性
このグラフを見て,重み関数のパラメータを調節します.
重み関数のゲイン(赤線)が,モデル化誤差(青点)を
タイトに上から覆うように
重み関数のパラメータを調整してください.
すき間をあけすぎると,制御性能を良くすることができません.
逆にモデル化誤差よりも重み関数が小さくなってしまうと,
制御系が不安定になることがあるので注意してください.
具体的には,
ファイル weight.m の以下の部分をテキストエディタで編集します.
%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
% 加法的摂動の重み関数を設定 %
%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
w0 = 0.016;
w1 = 2*pi*60;
w2 = 2*pi*400;
W = nd2sys(w0*w2*[1, w1], w1*[1, w2]);
上の例では,以下のように W(s) を設定しています:
W(s) = w0 w2 (s + w1) / (w1 (s + w2))
nd2sys の第一引数 w0*w2*[1, w1] が W(s) の分子多項式を表し,
第二引数 w1*[1, w2] が分母多項式を表しています.