概要


ここまでは、以降の作業の準備です。
以降では、倒立振子を立てる補償器を、0 から作ります。
今回の演習で採用する補償器は、状態フィードバック補償器です。
この補償器は、制御対象の状態が全て観測できる場合に採用される補償器で、
制御対象の状態(ベクトル)に定数行列をかけたものを制御入力とするという、簡単な構造の補償器となっています。
式で書くとつぎのようになります:
      f = F z
      
ただし、f は制御入力、F は定数行列(状態フィードバックゲインと呼ぶ)、 z は制御対象の状態です。